笈の小文 / 芭蕉[著] 乙州[編]

書名
本標題 笈の小文
本標題ヨミ オイノコブミ
本標題ローマ字 OI NO KOBUMI
著者
責任表示
(著者・編者・撰者・評者など)
芭蕉[著]
乙州[編]
責任表示ヨミ バショウ
オトクニ
責任表示ローマ字 BASHO
OTOKUNI
刊・写(地、者、年)
刊・写 刊本
出版地・書写地
出版者・書写者 井筒屋庄兵衛
 同  宇兵衛
出版年・書写年 宝永6年(1709)
形態
特殊装訂 四つ目綴
数量 1
存欠の状況 全揃 全 1巻
寸法(縦×横cm)22.9×16.1
書型 半紙本
丁数27丁
刷り・書写、保存の状態 表紙つかれあり
所蔵
所蔵ID
  • 102716083
請求記号 027/154/1
責任表示の注記 序、自跋より
印記・識語・書き入れ等 1丁オ右上に朱印「藤」、右下に朱印あり
27丁ウ左下に朱印あり(1丁オ右下と同じ印)
後見返しに書入れあり「吹とはす石ハあさま野分」
裏表紙に書入れあり「伊藤吉良兵衛」
序「江州大津松本之隠士観桂堂/砂石子/宝永四丁亥年春乙州之因/慇求不得止染筆畢」
跋(27丁ウ)「此記行終て後乙州以謂猶翁之文/かさね及ヒ烏の賦集集(繰り返しは踊り字)に洩ぬること/を惜み後集を加ンとおもひ企ぬ/江南〓[木偏・代]々菴乙州梓之」
奥「宝永六年孟春慶且/京寺町二條上町/書林{井筒屋庄兵衛/同 宇兵衛}板」
備考 表紙文様 縦刷毛目
題簽 中央 無辺 「笈の小文 全」 縦17.2×横3.7cm(破れあり。大きさは跡も含む)
柱 「文 一(~二十七終)」
匡郭なし
紙帙あり、背に書き入れあり。「笈ノ小文」

22丁ウ本文に「翁名古屋に滞留の時有に/更科記行幸而爰に次」とあり、以下所謂『更科紀行』が続く。

挟み込み用紙あり「笈の小文 {半/一冊} 芭蕉遺稿 宝永六年/芭蕉の貞享四、五年の旅の記で、吉野紀行、卯辰/紀行とも呼ばれている。/稿本のままだったものを秘蔵していた乙州が/梓にはじめて上したものである。/更科紀行が添うている。」

10丁オに張り紙(付箋)あり「代〻の賢き人〻も古郷はわすれかたきものに/おもほへ侍るよし我今ははしめの老も四とせ/過て何事につけても昔の友なつかしきまゝに/はらからのあまたよはひかたふきて侍るも見/捨かたくて初冬空のころうちしくるゝより雪を/重ね霜を経て師走の末伊陽の山中に/至る猶父母のいまそかりせは慈愛のむかしも/悲しくおもふ事のみあまたありて/旧里や臍の緒に泣としの暮」
影印・翻刻・解題
マイクロ資料 MF//898
翻刻・解題の情報 ○影印
『芭蕉紀行文集(天理図書館善本叢書)』(天理大学出版部 1972)※平野屋版
『冬の日』(山本荷兮 [編] ; 中村俊定 解説校註 武蔵野書院, 1961)※底本:井筒屋庄兵衛版、中村定俊氏蔵本
○翻刻多数あり