平家正節 / 千邨諸成

書名
本標題 平家正節
本標題ヨミ ヘイケマブシ
本標題ローマ字 HEIKE MABUSHI
著者
責任表示
(著者・編者・撰者・評者など)
千邨諸成
刊・写(地、年)
刊・写 写本
出版年・書写年 安永5年(1776)
形態
特殊装訂 四つ目綴
数量 40
存欠の状況 全揃 全 40巻
書型 半紙本
刷り・書写、保存の状態 虫損あり
寸法(縦×横cm)
  • (1)23.6×16.8
  • (2)23.6×16.8
  • (3)23.6×16.8
  • (4)23.7×16.8
  • (5)23.7×16.8
  • (6)23.6×16.8
  • (7)23.6×16.8
  • (8)23.5×16.8
  • (9)23.5×16.7
  • (10)23.5×16.8
  • (11)23.6×16.8
  • (12)23.6×16.8
  • (13)23.6×16.8
  • (14)23.6×16.8
  • (15)23.7×16.8
  • (16)23.7×16.7
  • (17)23.7×16.7
  • (18)23.7×16.7
  • (19)23.7×16.8
  • (20)23.7×16.8
  • (21)23.6×16.7
  • (22)23.7×16.7
  • (23)23.6×16.7
  • (24)23.5×16.7
  • (25)23.6×16.7
  • (26)23.6×16.7
  • (27)23.6×16.8
  • (28)23.6×16.8
  • (29)23.6×16.8
  • (30)23.6×16.8
  • (31)23.6×16.7
  • (32)23.6×16.7
  • (33)23.6×16.6
  • (34)23.6×16.7
  • (35)23.5×16.7
  • (36)23.5×16.6
  • (37)23.6×16.7
  • (38)23.6×16.7
  • (39)23.5×16.7
  • (40)23.8×16.7
丁数
  • (1)20丁
  • (2)42丁
  • (3)44丁
  • (4)53丁
  • (5)40丁
  • (6)36丁
  • (7)36丁
  • (8)49丁
  • (9)45丁
  • (10)53丁
  • (11)53丁
  • (12)53丁
  • (13)60丁
  • (14)58丁
  • (15)53丁
  • (16)53丁
  • (17)43丁
  • (18)47丁
  • (19)46丁
  • (20)56丁
  • (21)53丁
  • (22)42丁
  • (23)60丁
  • (24)43丁
  • (25)26丁
  • (26)29丁
  • (27)37丁
  • (28)45丁
  • (29)36丁
  • (30)36丁
  • (31)51丁
  • (32)42丁
  • (33)40丁
  • (34)38丁
  • (35)42丁
  • (36)32丁
  • (37)18丁
  • (38)52丁
  • (39)27丁
  • (40)47丁
  • 計1689丁
内容 平曲譜本の一つ。平家物語を琵琶の伴奏で語る芸能を平曲と言う。その語り方を文章の脇に記号を付けて指示した写本を譜本と言う。現代なら歌曲の類の楽譜にあたるものである。展示した「祇園精舎」の頁は、メロディックな語り方をする「中音」の部分なので、複雑な形の記号で抑揚が大きく変化する発声を指示している。平曲は晴眼者もたしなむが、本来は盲目の法師が行うものである。その最高の位を検校と言う。平家正節は、1776(安永5)年に検校荻野知一が名古屋で晴眼者の協力のもとに書き下ろした本で、原本は子孫である尾崎家に伝えられて名古屋市の指定文化財になっている。当代随一の名人であった荻野検校は、京都から尾張藩に招かれて藩士たちに平曲を指導し、語りのかがみとして平家正節を著した。優れた譜本として、18世紀にはそれまで流行していた平家吟譜にかわって全国で行われるようになった。現在、東北地方や東京で行われている演奏も、愛知県に伝えられている平曲も、すべて平家正節によっている。江南市在住の今井勉氏は現存ただ一人の検校として世界的に知られ、年に二度の定期公演のほか演奏活動を展開している。
(「和本の世界」パンフレットより)
所蔵
所蔵ID
  • 102700360
  • 102700379
  • 102700388
  • 102700397
  • 102700403
  • 102700412
  • 102700421
  • 102700430
  • 102700440
  • 102700459
  • 102700468
  • 102700477
  • 102700486
  • 102700495
  • 102700501
  • 102700510
  • 102700520
  • 102700539
  • 102700548
  • 102700557
  • 102700566
  • 102700575
  • 102700584
  • 102700593
  • 102700600
  • 102700619
  • 102700628
  • 102700637
  • 102700646
  • 102700655
  • 102700664
  • 102700673
  • 102700682
  • 102700691
  • 102700708
  • 102700717
  • 102700726
  • 102700735
  • 102700744
  • 102700753
請求記号 768/1-40/22
書名の注記
<巻頭以外からの場合>
序文より
出版・書写情報
出版者・書写者
(複数の場合、顕著なものがあれば下線)
千邨諸成
印記・識語・書き入れ等 (39)序の識語に「安永龍集丙申春」とあり。
二つ目の序の識語に「安永丙申秋九月」とあり。
跋文の識語に「安永丙申秋日 千邨諸成撰」とあり。
(40)15オに書入れあり。「當道要集末書に仝じ」
最終頁に書入れあり。「積増八毎歳 二月十六日 六月十九日ナリ」
備考
全巻の前表紙と後表紙に型押しで葵の紋様あり。
(10)(15)(17)後表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。
(18)前表紙裏に「大塔建立」の書き損じと思しき文あり。後表紙裏に序文の一部(練習書か)あり。「平家正節序/聖人有言曰積善之家必有/聖人有言曰積善之家必有」
(19)前表紙裏に序文の書き損じと思しき文あり。「平家正節序/聖人有言曰積善之家必有余/慶積不善之家必有餘〓{いちた偏・「狭」の旁}肯哉/言也漠唐以来蔑君虐民海内」
(20)後表紙裏に本文の書き損じと思しき図あり。
(21)後表紙裏に譜の説明の書き損じと思しき文あり。
(22)〜(32)前表紙裏と後表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。
(33)前表紙裏と後表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。後表紙に朱の印(薄い上に字と重なって読めず)を押した貼紙あり。「千三□(読めず)」
(35)(36)前表紙裏と後表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。
(37)前表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。
(38)前表紙裏と後表紙裏に本文の書き損じと思しき文あり。
*書外題
(1)(書外題なし) 
(2)鱸 卒都婆流 無紋沙汰 厳島還御 月見 紅葉
(3)竹生詣 宇佐行幸 生喰 海道下 那須与市 土佐坊被斬
(4)殿上闇討 蘇武 足摺 鵺 文覚強行 祇園女御
(5)青山 鎌倉院宣 敦盛最期 横笛 鶏合 泊瀬六代
(6)額打論 徳大寺厳島詣 少将都帰 高倉宮園城寺入御 新都沙汰 葵前
(7)忠度都落 水島合戦 宇治川 大嘗会沙汰 先帝入水 平大納言被流
(8)二代后 一行阿闍梨 金渡 信連合戦 都還 小督
(9)経正都落 奈都良 老馬 熊野参詣 内侍所都入 吉田大納言沙汰
(10)鵜河合戦 小松教訓 燈籠 厳島御幸 咸陽宮 喘〓{くち偏・固}声
(11)福原落 おた巻 二度駆 千寿 逆櫓 判官都落
(12)殿下乗合 新大納言被流 有王嶋下 宮御最期 五節沙汰 墨俣合戦
(13)実盛最期 山門御幸 木曾最期 藤戸 嗣信最期 大地震
(14)我身栄華 法皇御還幸 烽火 競 東国下向 廻文
(15)火燧合戦 猫間 濱軍 惟盛入水 弓流 重衡被斬
(16)禿童 少将乞請 法印問答 橋合戦 富士川 飛脚到来
(17)惟盛都落 室山合戦 落足 戒文 能登殿最期 六代被斬
(18)神輿振 阿古屋松 醫師問答 鼬沙汰 文覚被流 新院崩御
(19)主上都落 大宰府落 三竹合戦 惟盛出家 大坂越 紺掻
(20)鹿谷 山門滅亡 大臣流罪 若宮御出家 物怪 慈心坊
(21)篠原合戦 鼓判官 忠度最期 北方出家 檀浦合戦 六代乞請
(22)妓王 願立
(23)座主流 西光被斬 小教訓 新大納言死去
(24)許文 御産巻 頼豪 僧都死去 頽(内題の表記は「旋風」) 行隆沙汰
(25)大庭早馬 入道逝去 経嶋 横田河原合戦
(26)北国下向 倶利伽羅落 聖主臨幸 一門都落
(27)瀬尾最期 法住寺合戦
(28)小朝拝 河原合戦 樋口被斬 六ヶ度合戦 一二駈
(29)坂落 盛俊最期 重衡生捕 小宰相
(30)頸渡 内裏女房 三日平氏
(31)勝浦合戦 志渡合戦 遠矢 一門大路被渡 平大納言文沙汰 副将被斬 大臣殿誅罰
(32)八島院宣 康頼祝詞 文覚勧進帳 木曽願書 腰越 請文
(33)南都牒状 木曽山門牒状 山門牒状 同返状(本文は「山門牒状」の前に位置している。内題の表記は「山門返牒」) 南都返状(内題の表記は「南都返牒」) 平家連署願書 伊豆院宣
(34)大塔建立 高野巻 還亡 城南離宮 都還
(35)朝敵揃 源氏揃 公卿揃 三竹(ママ)勢揃 大衆揃
(36)三井寺炎上 清水炎上 奈良炎上 内裏炎上 善光寺炎上
(37)間之物
(38)女院御出家 小原入御 小原御幸 六道 御往生
(39)付録
(40)平家指南 附増平家
*小口書
(1)(なし) (2)一之上 (3)一ノ下
(4)二之上 (5)二ノ下 (6)三之上
(7)三ノ下 (8)四之上 (9)四ノ下
(10)五之上 (11)五ノ下 (12)六之上
(13)六ノ下 (14)七之上 (15)七ノ下
(16)八之上 (17)八ノ下 (18)九之上
(19)九ノ下 (20)十之上 (21)十ノ下
(22)十一上 (23)十一下 (24)十二上
(25)十二下 (26)十三上 (27)十三下
(28)十四上 (29)十四下 (30)十五上
(31)十五下 (32)ヨミ上 (33)ヨミ下
(34)立句物 (35)揃 (36)炎
(37)間之物 (38)灌頂巻 (39)フロク
 (40)大秘人(ママ)
影印・翻刻・解題
マイクロ資料 MF//943〜946
3〜13 MF//490
14〜23MF//491
24〜37MF//492
38〜40MF//493
翻刻・解題の情報 ○書籍
『平家正節 上下』(平家正節刊行会編 渥美かをる解説 大学堂書店 1974)