和泉流秘書

書名
本標題 和泉流秘書
本標題ヨミ イズミリュウヒショ
本標題ローマ字 IZUMIRYU HISHO
刊・写(地、年)
刊・写 写本
出版年・書写年 [江戸中後期]
形態
特殊装訂 四つ目綴
数量 6
存欠の状況 全7巻(存6巻) 4巻欠
書型 その他(半紙本・横本)
刷り・書写、保存の状態 虫損、つかれあり
寸法(縦×横cm)
  • (1)14.8×21.0
  • (2)15.1×20.7
  • (3)15.0×21.0
  • (4)欠
  • (5)15.0×20.5
  • (6)15.3×20.9
  • (7)15.3×21.0
丁数
  • (1)96丁
  • (2)100丁
  • (3)84丁
  • (4)欠
  • (5)92丁
  • (6)91丁
  • (7)90丁(それぞれこの他に遊び紙1丁あり)
  • 計553丁
内容 和泉流狂言の台本。所収曲数127曲。和泉流狂言の祖本というべき『狂言六義』(天理図書館蔵、通称<天理本>)、『六議』(和泉元弥氏蔵、通称<和泉家古本>)、『波形本』(狂言共同社井上菊次郎氏蔵)に次ぐ古い台本である。今後の狂言研究に欠くことのできない台本である。(「和本の世界」パンフレットより)
所蔵
所蔵ID
  • 102700913
  • 102700922
  • 102700931
  • 102700940
  • 102700950
  • 102700969
請求記号 773/1-7/25
書名の注記
<巻頭以外からの場合>
書題簽として、各巻以下のように表記あり。
「和泉流秘書」は共通、続いて朱にて次のように記入あり。(1)七冊之内壹 (2)七冊之内弐 (3)七冊之内三 (4)欠 (5)七冊之内五 (6)七冊之内六 (7)七冊之内七
印記・識語・書き入れ等 刊記なし
備考
表紙型押((1)(2)(5)(6)(7))唐草文様。
(2)裏表紙に「和泉流秘書」の字あり。(5)裏表紙に「□流秘書」の字あり(□には「和」が入るか)
朱にて台詞の割付表記あり。
*目次*各巻1丁目にあり(各目次の最後にある(〆○○番)は各巻の総収録数であり、曲名ではない)
(1)伊呂は/痺り/口真似/花軍/魚説法/仏師/舎弟/雁礫/船鮒/盆山/重喜/柿山伏/長刀應答/宝の槌/雁大名/栗焼/八幡の前/膏薬ねり/清水/因幡堂/飛越へ/名取川/太刀奪/横座/不須/(〆廿五番)
(2)宝の笠/孫聟/ぬり附/岩橋/太子手鉾/咲花/鏡男/棒縛り/千切木/猿座頭/三本柱/鍋八〓{手偏・発}/牛馬/今参り/鳴子遣子/伊文字/辛魚/連歌盗人/貰聟/(〆貮十番)
(3)恵毘須大黒/恵毘須毘沙門/毘沙門連歌/大黒連歌/筒竹筒/昆布柿/〓{厂+一+鳥}厂金/三人夫/引敷聟/懐中聟/八尾/折紙聟/髭櫓/川上/鱸包丁/とちはくれ/歌仙/鬮罪人/小傘/(〆十八番)
(5)麻生/成上り/腰祈り/地蔵舞/蟹山伏/墨塗り/首引/目近(※朱(鉛筆)で「米骨」とつづけている/本文には「目近米骨」とあり)/水懸聟/鞍馬参り/鶏聟/竹生嶋参り/蝸牛/真奪/杭か人か/鈍根草/子盗人/花折り/竹の子/骨皮/人ヲ馬/布施無経(※隣に朱(鉛筆)で「無有施」とあり/「無布施経」と本文にあり)/鬼瓦/(〆廿三番)
(6)文山賊/悪坊/鎌腹/瓢ノ神/弓矢太郎/福ノ神/靭猿/末廣/入間川/ひくす/合柿/鎧腹巻/塗師/富士松/悪太郎/瓜盗人/舩渡聟/茶壷/梟山伏 (〆拾九番)
(7)長光/張章魚/二人袴/秀句傘/音曲聟/算ノ目/角水/六人僧/鬼ノ継子/六地蔵/土産山伏/松脂/茸/鞠座頭/牛盗人/雪折/鶴猫/連箸/蜘盗人/連歌十徳/柱杖/(〆句廿一番)
*6巻31丁32丁間に挟み込み用紙あり 
影印・翻刻・解題
マイクロ資料 MF//502〜503 MF//952〜953
翻刻・解題の情報 ○翻刻
野崎典子・小谷成子「『和泉流秘書』(愛知県立大学附属図書館蔵)翻刻・解題」
(1)『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』No.2 P222-187 2001)
(2)『同』No.3 P236-195 2002
(3)『愛知県立大学文学部論集.国文学科編』51号 P1-34 2003.3
(4)『同』52号 P19-52 2004.3
(5)『同』53号 P1-38 2005.3
(6)『同』54号 P33-61 2006.3
(7)『同』55号 P25-60 2007.3
(8)『同』56号 P103-133 2008.3
(9)『同』57号 P55-88 2009.3
○影印
『和泉流狂言選』島津忠夫,野崎典子 編 和泉書院 1980(和泉書院影印叢刊 21)
『和泉流狂言選 : 愛知県立大学附属図書館蔵.続』野崎典子,小谷成子 編 和泉書院 1994(和泉書院影印叢刊 84)