平家物語

書名
本標題 平家物語
本標題ヨミ ヘイケモノガタリ
本標題ローマ字 HEIKE MONOGATARI
刊・写(地、年)
刊・写 写本
出版年・書写年 慶長10年(1605)
[室町末〜江戸初期]
形態
特殊装訂 四つ目綴
数量 11
存欠の状況 全 12巻(存 11巻) 3巻欠
書型 大本
刷り・書写、保存の状態 (1)(2)前表紙につかれあり。
(1)20丁目に破れあり。
寸法(縦×横cm)
  • (1)26.5×20.0
  • (2)26.5×20.1
  • (4)27.0×20.4
  • (5)27.0×20.4
  • (6)27.0×20.5
  • (7)27.0×20.5
  • (8)26.9×20.4
  • (9)26.9×20.0
  • (10)27.0×20.5
  • (11)26.8×20.5
  • (12)26.9×20.5
丁数
  • (1)72丁
  • (2)74丁
  • (4)89丁
  • (5)73丁
  • (6)70丁
  • (7)79丁
  • (8)72丁
  • (9)101丁
  • (10)75丁
  • (11)90丁
  • (12)78丁
  • 計873丁
内容 美濃判袋綴。行草平仮名交じり文で一方流に属する。巻一・ニの2冊は9行書き、巻三欠、巻四以下巻十二までの9冊は8行書き、また装訂・料紙などから見ても巻一・二の方が巻四以下より古く、室町末期と思われ、巻四以下は奥付に「慶長十年八月吉日 喜福内匠介」とあり、江戸初期写は信頼できる。全冊に「御〓{「一」の下に「坐」}書蔵」の朱印がある。
(「和本の世界」パンフレットより)
所蔵
所蔵ID
  • 102702195
  • 102702201
  • 102702210
  • 102702220
  • 102702239
  • 102702248
  • 102702257
  • 102702266
  • 102702275
  • 102702284
  • 102702293
請求記号 913.4/1-11/45
出版・書写情報
出版者・書写者
(複数の場合、顕著なものがあれば下線)
(4)〜(12)喜福内匠助
印記・識語・書き入れ等 (1)(2)(4)(5)(6)(8)(9)(11)(12)の1丁目オ「御〓{「一」の下に「坐」}書蔵」印あり。
(7)(10)の1丁目オ「御〓{「一」の下に「坐」}書蔵」印なし(切り取った跡あり)。
(1)末尾 花押あり「久□(重なって読めず)」
(4)〜(12)末尾 「慶長拾年八月吉日 喜福内匠助」とあり。
(10)後表紙に書き入れあり。「三шz田郡井田村泉□(龍か)寺」
備考
添付の紙あり(本の年代などに関するもの)
(1)(2)の前表紙と後表紙に型押しで桐の紋様あり。
(4)〜(12)は型押しなし。
(1)前表紙に「一巻一」と書入あり 小口書に「一」とあり
(2)前表紙に「二巻二」と書入あり 小口書に「二」とあり
題簽
(1) (なし) (2) (なし) (4)平家物語第四巻 (5)平家物語第五巻 (6)平家物語第六巻 (7)平家物語第七巻 (8)平家物語第八巻 (9)平家物語第九巻 (10)平家物語第十巻 (11)平家物語第十一巻 (12)平家物語第十二巻
(6)68丁目オ 「国綱の沙汰」あり。「或本ニ国綱事あり。惣一檢校語之卜一檢校不語/此本玉一ニ傳同月ニそうせられけり此間ニ有同廾二日前右大」と記してある。市古貞次編『平家物語研究事典』(明治書院)に拠れば、この一段は、一方系諸本が「邦綱沙汰」として抽出するもので、抽出する場合は抽出文の首に先のような記述が記されるようである。
影印・翻刻・解題
マイクロ資料 MF//1054
翻刻・解題の情報 ○論文
近藤政美「愛知県立大学附属図書館蔵慶長書写『平家物語』翻刻 巻第一」(『愛知県立大学文学部論集,国文学科編』41 pp.71-127 1992)、「同 巻第二」(『愛知県立大学説林』39 pp.59-105 1991)、[巻第三は欠本]、「同 巻第四」(『愛知県立大学説林』40 pp.49-87 1992)、「同 巻第五」(『愛知県立大学説林』41 pp.37-68 1993)、「同 巻第六」(『愛知県立大学文学部論集,国文学科編』44 pp.25-63 1995)、「同 巻第七」(『愛知県立大学説林』44 1996)、「同 巻第八」(『愛知県立大学文学部論集,国文学科編』46 pp.9-52 1997)、「同 巻第九」(『愛知県立大学説林』46 pp.89-133 1998年)、「同 巻第十」(『岐阜聖徳学園大学国語国文学』20 pp.82-118 2001)、「同 巻第十一」(『岐阜聖徳学園大学国語国文学』21 pp.103-142 2002年)、「同 巻第十二」(『岐阜聖徳学園大学国語国文学』22 pp.36-74 2003年)