書名 |
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刊・写(地、年) |
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形態 |
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内容 | 奈良絵本。室町時代物語に多い継子いじめの話の一つ。別名『岩屋の物語』『対の屋姫物語』ともいう。物語のあらすじは、三条堀川の中納言と白川の宮の間に生まれた姫君は、賢く諸芸に通じていたが、母を亡くし、連れ子を持つ継母を迎える。一家は父の任地筑紫へ下るが、船が明石の浦に着くと父中納言は書写山に参籠し、その隙に継母は姫君殺害を命ずる。命を受けた乳母子は姫のあまりの美しさ気高さに殺すに忍びず海中の岩に置き去りにする。明石の海士に発見され養われた姫君は、関白の御子二位の中将に強引に都へ連れていかれ契りを結ぶ。関白夫妻は息子の中将に海士の娘を思い切らせようとするが、教養芸能ともに秀でた素晴らしい女性と分かり、結婚を許す。姫君の娘は女御となり子孫繁栄をみる。 この奈良絵本は巻子本と冊子本の二種が国内外に存在しているが、愛知県立大学本のように冊子から折本に仕立てたものは非常に珍しい。(「和本の世界」パンフレットより) ※愛知県立大学本の内容は物語の途中で終わっている。 |
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所蔵 |
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書名の注記 <巻頭以外からの場合> |
貼題簽「岩屋の草子(奈良絵本)」 | ||||||||||||||
印記・識語・書き入れ等 | 朱印「藤」 朱印「支艸蔵書」 墨書「栗田紋次郎/天神様」 朱印「月明荘」 墨書「六番出来」 最終丁墨書「井上伊三郎」 落書き有り 印「昭和十六年七月十六日受入」(数字部分は手書き)→愛知県立女子専門学校の設立は昭和22年のため、他機関の蔵書印の可能性有り |
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備考 |
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影印・翻刻・解題 |
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