| 書名 |
| 本標題 |
狂詩画譜 |
| 本標題ヨミ |
キョウシガフ |
| 本標題ローマ字 |
KYOSHI GAFU |
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| 著者 |
責任表示
(著者・編者・撰者・評者など) |
銭屋総四郎 |
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| 刊・写(地、年) |
| 刊・写 |
刊本 |
| 出版地・書写地 |
寺町通御池下ル町 |
| 出版年・書写年 |
天明6年(1786年) |
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| 形態 |
| 特殊装訂 |
四つ目綴 |
| 数量 |
1 |
| 存欠の状況 |
全揃 全 1巻 |
| 書型 |
小本 |
| 刷り・書写、保存の状態 |
虫損あり |
| 寸法(縦×横cm) | 17.5×12.0 |
| 丁数 | 27丁 |
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| 内容 |
京で名を知られた銅脈先生(1752〜1801)の狂詩に戯画を配した書物である。画が丁の表に示され、一枚めくった裏にその画意に関わる狂詩が示されている。狂詩は漢詩のパロディ、あるいは漢詩の形を取ったおふざけというべきジャンルである。そのような狂詩に戯画を配することで、滑稽を主調とした画文交響の空間が生みだされている。
銅脈先生は、江戸の寐惚先生(大田南畝;1749〜1823)と並んで天明期を代表する狂詩作者である。銅脈とはニセ金の意。
日中戦争下の銃後の熱狂状態に対する違和感を綴った石川淳「マルスの歌」(1938)の中で、熱狂状態から精神的に避難するために語り手が手に取ったのは銅脈先生と寐惚先生との狂詩の応酬を収めた『二大家風雅』(1790[寛政2])という書物であった。手に取ったのが現実を茶化した狂詩集であるところに、眼前の滑稽かつ異様な現実をなんとか相対化したいという語り手の思いがうかがえよう。(なお、『狂詩画譜』巻末の「蔵版目録」にこの『二大家風雅』のタイトルが挙がっている。)
(「和本の世界」パンフレットより) ※畠中観斎(銅脈先生)の狂詩に、何人かが絵を付したものを銭屋が編集した本。 |
| 所蔵 |
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書名の注記
<巻頭以外からの場合> |
題簽「銅脈先生狂詩画譜」
見返し「新製五七言狂詩画譜」臭雅蔵版 天明六年丙午春発行」 |
| 出版・書写情報 |
出版者・書写者
(複数の場合、顕著なものがあれば下線) |
銭屋総四郎 |
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| 印記・識語・書き入れ等 |
印記「淮南清賞」(朱)
序「銭屋総四郎」 |
| 備考 |
匡郭あり。
題簽あり。破れあり「銅脈先生狂詩画譜」
子持ち枠 13.3×1.9(cm) |
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| 影印・翻刻・解題 |
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